2011年12月24日土曜日

スキャン代行

業者を訴えている、自称著作権者の人達は、自分の著作物が複製されていることを確かめてから訴えているのかなぁ。
「複製されるかもしれない」程度だと、事前差し止めは無理なんじゃないの?

---
[追記:2011-12-27] 多分、スキャン機器のレンタル形式にして、管理がユーザーの下にあるようにして、『スキャン開始』のボタンを遠隔操作でユーザーが押せるようにすれば、問題なくなるのではないのかな。
裁断することも、それを機器にセットすることも別に問題ないわけだし。

2011年12月21日水曜日

winny 無罪確定

最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は、無罪とした二審・大阪高裁判決を支持し、検察側の上告を棄却する決定をした。


ま、当然。著作権者と称する連中が主張する「~かも知れない」は、ほとんどは根拠のない主張だもの。

2011年12月19日月曜日

SaasesのVPS

Industriaのsmallを試しているのだけれど。

ネットワークに関しては、2chで書かれているほどには悪くない。
速くもないけれど文句をいうほど遅くもない。

それより問題なのは、ディスクの遅さ。時間帯にもよるのだろうけれど、 ls 程度で反応が返ってくるのが分単位の時間がかかることがある。多分、ディスクがネットワーク越しにあって、ネットが混むとそれに巻き添えになっている感じ。(普通セグメントを分けるところがわけていないような、そんな気がする)

値段が値段だし、容量もそこそこあるので、IPアドレス一つ分と思って確保しておこうかと思っていたけれど、やめてしまうかも。
OSが debianを選べるかと思っていたけれど、Industriaは、CentOSしか選べないのも気乗りがしない理由のひとつ。
apacheはまだ、2.2.3だし、postgresql も 8.4だし、phpも 5.1.xだし。
なんだか 2年位昔に戻った気分になる。

ま、年内一杯がお試し期間なので、もう少し弄ってみる。

2011年12月7日水曜日

racoon2 と SRT100 (その2)

いろいろデバッグモードで試してみたら、なんとか繋がったような気がする。
要は、パラメータをこっちと向こうで合わせなくてはいけないのだけれど、ルータの方の説明だと「省略可」のように書かれているパラメータがあって、-- 実際 YAMAHAのルータ同士ならそれでもいいのだろう -- それを鵜呑みにして省略してしまうとうまくいかない、ということのようだ。
具体的に、引っ掛かったのは、LAN側のアドレスとネットマスク。それに lifetime も正確に合わせないといけないらしい。あとは、AHのデフォルトの暗号化が 3DESで、ブラウザで設定する暗号化(こちらは ESP)の暗号化とは別のものというあたり。
結局、コマンドラインでも設定しないと、パラメータをすべて合わせるのはできないのかもしれない。

それから、ファイやウォールの設定も注意が必要。
ルータの設定画面だと、GRE と UDP 500 だけ通せばいいような錯覚をおこすが、GRE, AH,ESP, IPENCAP も全部通さないといけないらしい。

で、できあがった conf ファイルは、というと、まあ取り立てて特徴のないファイル。
実験するときは、ファイやウォールに使っているような実機でなく専用の環境でテストした方が楽。(なかなか、そういう環境を用意できないけれどね。)

2011年11月30日水曜日

11月は...

いろいろドタバタしていて、何も書かなかったね...

忙しいときは話題もそれなりにあるのだけれど、書けないことも多くてね。

2011年10月25日火曜日

さくらのVPS (その2)

一ヶ月くらい使ってみたけれど、その感想は?というと、

「あまりにリアルな環境と同じなので新鮮味がない」

この一言に尽きるね。DTIのときはいろいろ制約が大きくて、工夫しないといけないことがいろいろあったのだけど、さくらはそういうのがない。
いや、ハードディスクが20G+10Gに分かれてて不便、とか、バックアップをどこに取ろうとか、リアルなマシンに比べてI/Oがやや遅め?とか、ファイルの実際の大きさにくらべてディスクの消費量がやや大きいような気がするとか、細かいことを言い出すとそれなりにあるんだけどさ。

そんなわけで、不満はないのだけれど、不満がないことが不満だったりする。

2011年10月19日水曜日

そろそろ新しいマシンにしようかな...

過去ログをみると、サーバーのディスクをミラー化したのが3年前。
その後、ディスクを何度か追加交換しているけれど、ぼちぼち CPUの性能が気になりだしてきた。

今検討しているのは、35WのCore i3。マザーやらメモリやら全部交換しても 3万円くらいで済みそう。
去年辺りからサーバーの外向けの機能はほとんど外部のレンタルサーバーに移しているので、いまは実質的には、メールサーバーと各種バックアップと、実験環境くらいしか残っていないのだけれど、そろそろ仮想化サポートの組み込まれたCPUでないと間にあわなくなってきた気がする。

結局、Pentium!!! の後は、ずっとAMDのCPUばかり使っていたので、Pentium4 は(自分用には)一度も使わずに過ごしたことになるな。

2011年10月18日火曜日

bit-drive... (その2)

追記しておくと、ひどいのは窓口だけで、回線業者としてはそんなに悪くないですよ。
100GB超/day のトラフィックを起こしても何も言ってこないし。
( まあ、それだけ DoS に近い状態なら、気づいて何か言ってこいよ、というのはあるけれどね。)
通常時は 3GB/day くらいだから、少なくとも今の30倍くらいまでは回線容量に余裕があるということね。

それと、24時間365日監視というのも、嘘。
年末年始はしっかり休んでいますね。
( 連絡が取れないだけで、監視はしてますなのかな? 90%以上パケットロスしている状態なら、普通、何かアクションがあるのではないのかなぁ。『監視』してますって言うのなら。 )

bit-drive...

うちのお客さんで、bit-driveをプロバイダに使っているところがあるのだけど、ここの技術窓口って、はっきりいってアホ。アルバイトでも使っているんだろうか。

「ネームサーバー情報を変更したいので、ホスト情報を設定してください」と言えば、「それは、お客様のネームサーバーのAレコードで設定できます」だって。
呆れてあいた口がふさがらないよ。

「WHOIS情報から、御社のネームサーバーを削除してください」といえば、「セカンダリネームサーバーの削除は書類が必要です」だって。
おいおい、削除依頼したのは、WHOIS情報であって、セカンダリ機能を停止するなんてまだ何も言っていないぞ(それは、その次のステップだろ)。

だいたい、「WHOIS情報はお客さまの申請どおりに上書きされますから変更しない情報まですべて書け」というから、いらないネームサーバー情報は削除して申請したのに、まだそれが残っているから、再確認で削除しろと言っているんだよ。ちゃんと仕事しろよ。

2011年10月4日火曜日

電脳コイル

以前TVで放送していたときは、ストーリーがよくわからなかったので、最初から見直し。

初回は見逃していたようだけれど、2回目、3回目は見ていたらしい。

2011年10月2日日曜日

暖房の入っている店が増えてきた。

少し風が通り抜けるくらいの方が気持ちいいのだけれど、そろそろそういうわけにもいかないね。

2011年9月25日日曜日

VIMAGE... ( その5 )

結局 9.0β3 でも、pf との相性が格別によくなった訳でもないようなので、ipfw でなんとかすることにする。
natdとの組み合わせは、設定が分散するのが気持ちよくないので(プロセスも違うし)、kernel nat でなんとか試行錯誤してみた。結局、嵌ったのは、ipfw の kernel nat は、行きと帰りと両方とも記述しないといけないことと、nat の記述とは別に、pass の記述もしないといけないということらしい。

もう少しすっきり書けるような気もするけれど、とりあえず期待通りの動作をしているようなので、これでしばらくは様子をみることにしよう。

2011年9月24日土曜日

VIMAGE... ( その4 )

beta3 になったら、ftp-proxy では落ちなくなった。
( ま、他の理由も考えられないわけではないが。)

...でも、まだ落ちまくる ;-(

さくらのVPS

とりあえず benchmark

8.2環境で、9.0beta3 の buildworld ... 約73分。

2006年11月のathlon64x2に比べると、ほぼ1/3位。
logを垂れ流しながらの計測なので、実際はもう少し速いのかも。

[追記:2011-09-27]
8.2環境で、8.2の buildworld を -j3 オプション付きで、ログをファイルに落としながら実行すると、約36分。
生のCore2Duo(3.16GHz) 実測値(jオプション無し)が 32分だから、まあいい線いっている。

2011年9月21日水曜日

VIMAGE... ( その3 )

確かに 9.0beta2 だと、vimage と pf は共存できるようだ。
nat 経由で epair の先に接続することもできる。

ただ、ftp-proxy が panic を起こした。
使わなければいいのだけれど。

2011年9月19日月曜日

VIMAGE... ( その2 )

pfがだめなら ipfwがあるさ と思って ipfw で試しているのだけれど、
epairの先につなげた jail から、外部向けの nat がどうもうまく動いてくれない。

いろいろ検索してみると、9.0betaでは、vimage と pf が共存できているらしいので、もう一度 pf で試してみることにする。

2011年9月15日木曜日

VIMAGE...

どうも、VIMAGE と PFとは、相性が悪いらしい。

VIMAGEを組み込んだKernelだと、panicを起こして立ち上がらない。
ipfwなら問題なさそうなので、近いうちに試してみよう。

2011年8月30日火曜日

フランシスコ会訳合本

..を店頭で見ました。

話には聞いていたけれど、やっぱり重いですね。

まあ、そのうちに購入します。

2011年8月26日金曜日

改訳ハングル版

성경전서 개역한글판 が、今年末に著作権が切れるって...

ま、韓国語版に手を出すつもりはないけれど。

2011年8月22日月曜日

l'été dèjà l'autôme

ん、アクサンの向きが ね。

2011年8月20日土曜日

L'été sera chaud...

盆休みもそろそろ終り。
昨日の雨で、今日は過ごしやすい。

2011年8月1日月曜日

virtualbox

virtualbox 3.2 が、結構サクサク動いていたので、いろいろ試していたところ、4.0.12が出たというので早速インストールしてみたら、Windows2000が起動しなくなった。
debianはまあそこそこ動いているのだけれどね。

webでいろいろ情報を拾ってみると、どうもあちこちでトラブルになっているらしいので、アンインストールすることにする。同じディスクイメージでWindowsをホストにするとまともに動くので、ホスト側の問題なのかな。

2011年7月31日日曜日

静的なページ (その3)

それほどアクセスはないだろうと思っていたのだけれど、意外にアクセス数が伸びてメインのサイトの1/3位のアクセス数くらいになった。

まあ、ぼちぼちは更新しているのだけれど、『全データ取得→データ比較&差分抽出』というのは結構重たい処理なので、つい更新の反映をサボリ勝ち。

どうしたものかな。正直なところあまり手間を掛ける気にならないのだよね。

2011年7月14日木曜日

epub3

ver 0.8 ながら、epub3用のreaderが、登場してきた。
これでやっと動作確認ができる。

... ただ、この reader のフォントはちょっといただけないなぁ。縦書きにしたときに、ひらがなの中央が揃っていないので、ふらふらしているように見える。「く」や「と」が左側に寄りすぎ。「わ」や「か」は右に寄りすぎ。

2011年6月29日水曜日

循環注水冷却

トラブル続きで大変だね。世間は、東電の管理の甘さを非難する声が大きいようだけど、20日時点で、あと1週間で溢れると言われていたのだから、多少の不具合には目を瞑っても稼動させるべきなんでしょ。
まあ、いろいろ文句は言われるのを承知の上の判断なのではないのかなぁ。

あちこち直すのは、とりあえず1万トンくらい処理してからでいい。それまでは、のらりくらり言い訳してやりすごすのが、懸命なやり方だと思う。

2011年6月25日土曜日

Ajax と cookie

某所でのこと。

phpで作っていて、ログインもセッションも管理していて、安全に作ってあるはずのシステムが、AJAX関連の呼び出しが無頓着なせいで、そこからデータが筒抜けという状態が露呈。

たぶん、ajaxで呼び出すときに cookie をキチンと渡していないのだろう。デフォルトでは勝手に渡してくれるのだっけ?

まあ、他山の石です。

2011年6月12日日曜日

静的なページ (その2)

以前作っていたこちらのページも、ページの生成を、べたのphpから、symfonyベースのものに変更。
ORM(Object Relatinal Model)に合わせて、データベースの構成を少しばかり修正する。

こちらのサイトは、試作的なこともあってデータベース操作を生のSQLで操作していたのだけれど、doctrineのadmin generatorを使うと、通常の管理程度ならこれだけでほぼ間に合いそうだ。
(もちろん、痒いところには手が届かないけれど、定義したrelationを反映した画面を自動で生成してくれるのは、なかなかすごい。)

データへのアクセス方法を考えると、もう少し索引を作成した方が効率がよさそうなのだけれど、スキーマ定義に反映させる方法がまだよくわからない。
まあ、静的なページに変換してしまった後はデータベースの効率は関係なくなってしまうわけだけれども。

2011年6月7日火曜日

ホームページを直さなくちゃ。 (その4)

結局、drupal はやめて、symfonyで全部書き直し。
(細かい部分を除けば)デザインは、drupalの時のを継承しつつ、中身は symfonyに移した。

たいして複雑なことをしているサイトでもないので、コンタクトフォームとブログを置き換えるくらいの手間ですんだ。ま、symfonyの手習いを兼ねてといったところ。

ファイルの転送をするときに、rsyncが使えないのは、ちょっとつらいかも。

2011年6月5日日曜日

drupal ( その12 )

結局、node_access 表が、壊れていたようで、
insert into node_access values ( 0,0,'all', 1, 0,0 );
で、アクセス関連の不具合も解消した(ようだ)。

なぜ、このデータが欠損したのかははっきりしない。
プロバイダのサーバーがバージョンアップしたのと時期が一致するので、データベースの内容を移すときにプロバイダが移し損ねた疑いが強いのだけれど、もう時間が経ちすぎているので検証しようがない。

2011年6月4日土曜日

drupal ( その11 )

drupalの不調の原因が少しわかった。

一つは、キャッシュの問題。これは、キャッシュをクリアすれば改善する。
もう一つは、PRIMARYキーの auto increment属性の問題。これは、どうも、dump/restoreの過程で落とされてしまったらしい。

で、この二つの対応をしたところ、鬱陶しい警告メッセージはほとんどでなくなって一見よさそうに見えるようになったのだけれど、まだアクセス権限関連が少し変なまま。
アクセス権限関連の不具合は、上のauto incrementが原因で設定ファイルを更新できていなかったのだけれども、それは今は直っているはず。でも、まだおかしい。

2011年6月2日木曜日

drupal ( その10 )

drupalもそうなのだけれど、結局 CMS に対する不満というのは、デザインが固定化してしまうということと、データの使いまわしが難しいということなのだろう。

統一されたレイアウトでサイト全体の統一感が得られるというのは CMSの利点のうちの大きなものなのだけれど、それが逆に欠点にもなってくる。drupalの場合はすべてのページが node という概念で統一されているので、それ以外の部分は、blockにしろ何にしろ、表示するかしないかくらいの選択肢しかない。
それ以上のことを望めば、残りをすべて非表示にして、その中でカスタマイズするしかない。

デザインの制約は結局、どのサイトも似たような印象になってしまう結果になる。(勿論、フルカスタマイズする気ならいくらでも見た目を変えることは可能だけれども、それはCMSの方向とは違う方を向いているように思う。)

データの使いまわしについていえば、単なる blog であれば、大抵の blog間で import/export ができるのが普通なのだけれど、なまじすべてのデータが node 扱いなので、データを exportしようと思うと、まず blogに対応するnodeを選択するところから始めなくてはいけない。データベースを直接操作することになる。
あまりカスタマイズしていない状態なら、大した手間ではないとはいえ、汎用の処理ではないので、変換処理のバグ取りなどをしないわけにはいかない。クリック一つでexportできるといった簡便さからはほど遠い。

まあ、出来合いのものを使うのと、自分で全部作るのとの、作業量の兼ね合いなんだけどね...

2011年5月26日木曜日

ホームページを直さなくちゃ。 (その3)

過去ログを見ると、drupalの時は、調べ始めてからサイトを作るまでに1ヶ月半くらい要しているのだな。

symfonyはもう少しかかりそう。web上にしかないドキュメントが結構多いのが、やっぱりネックだね。画面をクリックしながらの作業は、物事を考えるのにはあまり向いていないのだ。

(もちろん、Gentle Introduction... とか、Practical symfony とかは PDFで読めるし、よくできているとは思うけど、そこから先のドキュメントがね... )

本屋に行っても、symfony関係の本は2冊しかなかったし、上記のマニュアルに書かれていることと半分以上重なっているので、購入するにはちょっとコストパフォーマンスが悪すぎる。

2011年5月25日水曜日

ホームページを直さなくちゃ。 (その2)

しばらく、symfonyを調べていたのだけれど、味付けがほとんどない分、自由度が高いのはいいのだけれど、慣れるまでが結構大変そうだね。
最初は、定食的なメニューから始めるのがいいのかも。

2011年5月12日木曜日

ホームページを直さなくちゃ。

某レンタルサーバーがバージョンアップしてから、どうも drupal の調子がよくないのだよね。
たぶん、サーバー側の mod_rewrite(相当)の設定と、drupal側の mod_rewriteの設定がぶつかっているのだと思うけれど...

で、本心のところ、drupalを弄るのも少し飽きてしまったところがあって、あまり直そうという気にならない ... 要は something new な部分がないと、こういう仕事って意欲が湧かないのだな。( 結局、mod_rewriteの設定っていうのは、元々技巧的な面が大きいし、直前まで動いていたのだから、設定そのものが大幅に間違っているわけでもない、単に相性が悪いというか、「どんな環境でも正しく動作する」というほどには洗練されていなかったというだけなので、こういう特殊な環境で経験を積んでも bad knowhow にしかならない、ということが気力をそいでいるのさ。)

とはいえ、一応、顔ではあるし、あまり放置しておくのもよくないので、そろそろ改装しようかな、というところ。
今度は、symfonyとか cakephp といったフレームワークを使ってみようかとも思って資料を読んでいるのがけれど、いまひとつ魅力を感じない。ruby on railsのよくない部分をそのまま持ってきたようなところが気持ち悪い。
javaは大げさだし、lispは(レンタルサーバーでは)動かないし。どうしようかな...

2011年5月10日火曜日

東海で大地震の起きる確率

東海地方で地震が起きる確率云々と主張される人々には、今回の東北大地震の結果、その確率が増えたのか減ったのか根拠を持って示して欲しいな。

大雑把にみても、

「エネルギーが部分的に放出されたので、(大きな)地震の発生する確率は減った。」

という考え方と、

「東北の地盤のずれが南下していづれ東海でのずれを引き起こす。」

という二つの考え方がある。

もちろん、東北地震の発生の有無にかかわらず東海で地震の起きる確率は変化しないという考え方もあることにはあるけれども、それは「東北地震の可能性はすでに織り込み済み」か「東北と東海は無関係」という立場で計算したということの表明を含まなければおかしいわけで、
もし前者であるなら、「なぜ、東北地震を予測できなかったのか」という疑問につながるし、後者であるなら、「こういう大きな地殻変動が予測に影響を与えないような確率計算には、いったい何が計算の根拠に含まれているの?」という疑問につながる。
どちらにしても、大した根拠のある数字ではないということを露呈するようなものだ。

まあ、数字の意味がわからない人に限って、自分の都合のいいように解釈しがちだし、それを政治的に利用としようとするもの。

---

「30年以内に地震が起きる確率は87%」という主張になにも疑問を持たない人には、次の練習問題を解いてみることをお奨めする。

問い: 2011年に「30年以内に地震が起きる確率は87%」という主張がされて、この主張が正しいものだったと仮定します。2011年から2021年までの10年間の間に、地震は起きませんでした。
では、2021年の時点で、「20年以内に地震が起きる確率」は何%でしょうか?

2021年の時点で、「20年以内に地震が起きる確率が87%」だと思っている人は、たぶん地震予測における「確率」の意味を再勉強した方がいい。

2011年5月8日日曜日

アホ管 (その2)

管がアホだからって、小沢や自民の方がいいなんてことは言ってないからね!
(こいつらと比べれば、管の方がまだましだろうさ)

アホ管

まったく、感情だけで生きている最低の政治家だね。
リスクってのは、ちゃんと「量的に計算」しないと意味がないのに、「可能性がある」みたいな一時の感情で行動するなんて、最低最悪。

(もちろん、浜岡原発のこと)

こういう「30年以内に○○が起きる可能性は87%」というときの数字ってのは、往々にして、「斯々の仮定を置いて計算したら、0.87という数字が出てきた」という以上の意味を持っていないのに、それをあたかも絶対的な数字だと思ってしまうところが、大馬鹿。
計算の根拠となっている個々の仮定が正しいという根拠はほとんどないことが多いし、計算過程が正しいという保証もない。(まあ、計算過程にはそれなり根拠があることもあるけれど、ある事象は『結果に影響がないだろう』と無視される項目や、結果に重要な影響を与える要素が、『測定データがないので取り込めない』などの理由で、意味のない計算になっていることはよくあることだ。)
で、「その予想が正しい確率はどのくらいあるの?」といえば、『かつて地震予測が当たったことは殆どない』という事実を踏まえれば、87%という数字にほとんど意味がないことがわかるだろう。

極端な話、
1.「30年以内に○○が起きる可能性は0%」
2.「30年以内に○○が起きる可能性は1%」
3.「30年以内に○○が起きる可能性は2%」
...
100.「30年以内に○○が起きる可能性は99%」
101.「30年以内に○○が起きる可能性は100%」
と101個の予想があるときに、『88番目の予想が当たる可能性が一番高い』という程度のことを言う場合にも、「30年以内に○○が起きる可能性は87%」という表現をすることがある。この予想が正しい可能性がせいぜい2%くらいしかなかったとしても、「30年以内に○○が起きる可能性は87%」という主張は一概に間違いではない。


まあ、アホ管が30年以内に死ぬ確率は90%より大きいと思うが、だからすぐに政治家を辞めるわけでもなかろうに。

2011年5月4日水曜日

画像記憶

信じない人もいるかもしれないが、

小さい頃の自分は、本の内容を画像として記憶することができた。
頭の中で、本のページをめくって、その内容を読むことができた。
(拡大縮小とかもできていた気がする。)

年を取ってからは、そういう能力はほとんどなくなってしまったけれどね。

2011年5月3日火曜日

電子書籍...

epubというか、電子書籍の大きな不満の一つに、書き込みができないことあげられる。
まあ、そのうち誰かが実現するだろう(あるいは、どこかで実現されているのかも知れない)けれども、欄外へのメモとか、マーカーで強調するとか。

記憶を思い起こすときに、前後の文章でなく、「あの辺の右上あたり」的に視覚的に記憶されているデータを参照する方法がない。

結局それは、htmlのようなフロー形式のデータに対して、マークされる場所を具体的に指定する方法がない、ということの帰結でもあるわけだ。

ま、その点では PDFの方が、いろいろやりくりのしようがあるかな。

2011年4月26日火曜日

cyrus nntp ( その2 )

lmtp2nntp の使い方がいまひとつよく判らないので、使い慣れた innd に戻すことにした。
ユーザー認証は、pam_pop3 を使って、間接的にcyrusのパスワードを参照することにする。
pam_sasldb というのが在るらしいのだけれど、サイトがリンク切れで辿り着けない。

2011年4月20日水曜日

cyrus nntp と replication

cyrus imapd に組み込みの nntpサーバーは、cyrus imapd の replication では複製できないのかな。

とりあえず、何も考えずに設定すると、エラーが延々とでる状態に陥ってしまう。レプリカの方ではnntpを動かさないとか、何かおまじない的なことが必要なのかもしれない。

2011年4月18日月曜日

節電とLED電球

電力節約のために電球をLED型に替えた、なんて話が、ちらほら聞こえてくる。

長期的にみれば、それはごもっともな話なのだけれど、短期的に見て(つまり、電力不足が問題となる、ここ数年の観点で)本当に節電になるのかというと、話は少し変わってくる。

今の店頭在庫にあるLED電球は、発電所の事故以前に作られたものだろうから、それは別にして、これから製造されるLED電球を作るための電力コストはどのくらいになるのだろう。どちらもほぼ自動的に工場生産されるものだから人件費コストはたいした量ではない。違うのは製造に要する製作機械のコストと製作に関わるエネルギーコストが大部分。非常に大雑把な見積もりが許されるのなら、LED電球と従来の電球との販売価格の差は、それを製作するために要するエネルギーコストの差を反映していると思っていいのではないだろうか?

今の市場価格がどの位の開きがあるのかわからないけれど、仮に20倍の差があるとして、LED電球を一個つくるのに必要なエネルギー(製作機械を生産するためのエネルギーを含む)は、従来型電球の10倍くらいあるような気がするのだが、どうだろう。

時間をかけて LED電球に移行するのは確かに節電効果があるだろうが、一気にLED電球に走るのは、今年・来年の電力不足には却って逆効果な気がする。
年間に何%の電球を交換するのが一番節電になる、といったデータがあればよいのだが、それを計算するには上の見積もりでは荒すぎる。

2011年4月17日日曜日

gjournal と time stamp ( その2 )

cyrus-imap の reconstruct を実行すると、"timestamp mismatch" のエラーが大量にでる。
reconstruct を 繰り返しても、エラーがなくならない。

gjournal の問題なのだろうか? それとも、ハードディスクが壊れている?

この状態だと、ちょっと使えないので、近いうちにディスク検査 & 通常の UFS2 に変更だな。

2011年4月16日土曜日

gjournal と time stamp

FreeBSD6.4のufs2 File System と、FreeBSD 8.2 のgjournal File System の間で、rsync すると、time stamplが正しく設定されない。
--modify-window=2 (1はまだ試していない)を指定すると、正しく転送されるようなので、たぶん両者のtime stampの精度に違いがあるのだろう。

FreeBSDのバージョン違いのせいなのか、ファイルシステムの問題なのかはよくわからない。

東電は経費節約、政府は金銭感覚マヒ

なんだか、政府のばら撒き政治がはじまったみたいね。
「安全だ」で通せばいいのに、そのうち風評被害まで補償の対象に含めてしまいそうだね。

一方で東電はといえば、どうしたら安上がりに解決できるか、そればかり考えているように見える。

何をするにも、政府の干渉が多くて即決できないのかな。船頭多くして... の典型なのかも。

2011年4月10日日曜日

データの退避 (その2)

下り方向の速さを測ってみると、チャネル一つで約20Mb/s、チャネル二つだと約25Mb/s くらいの数字になった。もっともチャネル二つの場合は、こちら側のネットワーク機器が律速になっている可能性が高いので、きちんとした設備で測れば 35~40Mb/sは出るのだろうと思う。

これだけの速さが出ているのであれば、30GBでも2時間もあればダウンロードできる計算になるので、まあバックアップストーレッジとして使えるかもしれない。
転送量としては、プロバイダの方で、「快適に使えるのは 100GB/月程度まで」と制限を掛けているようなので、月に何度も丸ごとダウンロードを試すわけにはいかないが。

2011年4月9日土曜日

「危険だ」と言ってもらいたい症候群

どうも、今の日本人は、「直ちには害を及ぼさない」とか、「乳児には危険」とか、そういう表現をすると、『じゃ、安全なのか、それとも危険なのかはっきりしろ』みたいな反応を返したくなる人が多いみたいね。

たぶん、「危険だ」と言って欲しいのだろうな。そうすれば、不安がなくなってすべてを東電や政府のせいにできて安心できる。

例えば、放射線のせいで、今まで一億人に一人の発病率だったものが、一億人に二人の発病率になったとして、じゃ安全でなくなったのか?といえば、「従来よりは安全ではない」としか言えないでしょう。じゃ危険なのか?といえば、「大抵の人にとっては、気にするほどの危険じゃない」。当たり前のこと。

2011年4月5日火曜日

備忘録: phpのアップデート

php5.3.5 → 3.5.6 のアップデートをしたら、Segmentation fault を起こすようになった。
いろいろ検索してみると、どうも、phpの問題ではなくて、一緒にアップデートした libxml2 が問題らしい。

とりあえず、fixらしいのが、
http://forums.freebsd.org/archive/index.php/t-8965.html
こちらは、files//patch-configure から
*freebsd*) THREAD_LIBS="";;
の行を取り除けとのこと。

phpの設定で、threadを有効にするのが正しい、というのが
http://forum.nginx.org/read.php?23,149976,151169,quote=1

2011年4月3日日曜日

そろそろディスクの追加を

最後にサーバーのディスクを追加したのが2年前で、そろそろ窮屈になってきた。
もう PATAのディスクを追加するのはコスト的に見合わないし、SATAのディスクに移行するべきなのだろうけれど、そうするとマザーボードごと全取替だ。
いつもだと、比較的新しい機械を増強して、それのあまったパーツをサーバー用に転用するというパターンなのだけれど、今回は世代間の仕様のギャップが大きくて、うまくドミノ移植できるパターンが見つからない。

あまり消費電力の大きいCPUをサーバーに回したくない、というのが最大のネックかな。

2011年3月23日水曜日

甘えの日本人

(こういうことを書くと反発も多かろうな)

福島は、原発事故の被害者で、すべて東電や日本政府が悪い、という論調が圧倒的なのだけど...

過去に於いて、原発を置く代わりに大量の助成金が、交付されているんだよね。
それは何故か、といえば、原発の危険性に対する補償金の先払いの性格が強いもので、それを受け取っておいて、「政府が原発が安全だというからそれを信用した」というのは、筋が通らないのではないかと思う。

自衛隊や消防隊が、その業務の危険性故に危険手当を含めた給与を受け取っていながら、いざ危険になったときに、さらに別の危険手当を要求するようなものだ。
( 地震保険を売り出している保険会社が、保険料を受け取っていながら、いざ地震のときに「まさか本当に地震がくるとは思っていませんでした」と保険金の支払いを拒んだら、誰だって怒るだろう。)

『原発の危険性を量的に判断できるだけの能力を持ち合わせていませんでした』という言い訳には使えるかもしれないが、それは、行政を預かる者としての能力を自己否定するものだろ? それについては言及せずに百%被害者意識で通すつもりなんだろうか。

風評被害も、明らかに人災であって、それの加害者は風評に踊らされて非合理的な行動を行なう一般日本人なのだけれど、これらの人々には加害者意識はまったくないのだろう。

ま、嘘つき自民党を信用する日本人、己の馬鹿さ加減を認識できない日本人が一番馬鹿だったということなんだけどさ。

2011年3月21日月曜日

racoon2 と SRT100

FreeBSDとsrt100の間でIPsec接続をいろいろ試行錯誤しているのだけれど。

racoon(ipsec-tools)を使った接続は、FreeBSD Handbookにも書いてあるし、比較的すんなりと繋がったのだけれど、racoon2を使った接続が、どうもうまくいかない。

で、いろいろ試したあげく、諦めかけたときに、たまたまつながった。でも、再現性がない。
たぶん、直前にracoonで繋がっていた状態が残っていて、それをたまたまracoon2が引き継いでしまったのだと思う。

ちなみにそのときの setkey -D の内容は
YYY.YYY.YYY.YYY XXX.XXX.XXX.XXX
esp mode=tunnel spi=3273150635(0xc31850ab) reqid=0(0x00000000)
E: rijndael-cbc f7a3e370 93e2bb73 c0d5b2eb b16801ef
A: hmac-sha1 2021a404 62f3a2dc 2e02e58e 189e595f 0f1f65a7
seq=0x00000022 replay=4 flags=0x00000000 state=mature
created: Mar 21 07:40:48 2011 current: Mar 21 07:55:20 2011
diff: 872(s) hard: 28800(s) soft: 28800(s)
last: Mar 21 07:45:48 2011 hard: 0(s) soft: 0(s)
current: 4816(bytes) hard: 0(bytes) soft: 0(bytes)
allocated: 34 hard: 0 soft: 0
sadb_seq=1 pid=1225 refcnt=3
XXX.XXX.XXX.XXX YYY.YYY.YYY.YYY
esp mode=tunnel spi=253638793(0x0f1e3889) reqid=0(0x00000000)
E: rijndael-cbc 04b33ec7 5b55b3aa f32696f0 339d117b
A: hmac-sha1 e19c8bd3 ec44ed27 b9fd5def c32f16cf 75c07761
seq=0x0000000f replay=4 flags=0x00000000 state=mature
created: Mar 21 07:40:48 2011 current: Mar 21 07:55:20 2011
diff: 872(s) hard: 28800(s) soft: 28800(s)
last: Mar 21 07:45:42 2011 hard: 0(s) soft: 0(s)
current: 1472(bytes) hard: 0(bytes) soft: 0(bytes)
allocated: 15 hard: 0 soft: 0
sadb_seq=0 pid=1225 refcnt=1

直前にした事といえば、tunnel_ike.confで、acceptable_kmp { ikev1; };ikev1 { ... exchange_mode aggressive; ...} にして spmd を起動したこと。同じ設定で iked を起動したら、aggressive モードはサポートされていないと怒られたので、exchange mode main; に戻して iked を再起動したこと。
この時点で IPsec接続が確認された。( が、同じことを繰り返しても、今は接続できていない。)
racoon2(=iked+spmd)を試す直前には、racoonで接続していた。

検索しても、racoon2での接続成功例は見当たらないようなので、何かの参考になるかと思って記録しておく。

[追記] いろいろ SRT100の設定をいじってみたら、何回かに一度は繋がるようになった。aggressive modeはどうも関係なさそう。

[追記] ikev1ではそれなりの確度で接続できるようになった。ルータのリセット後の自動再接続などがまだ不安定。ikev2ではまだ成功していない。

2011年3月20日日曜日

義援金と円高

直感的には、外国からの義援金支援は、円高要因だと思うのだけれど、違うのかな?

物を直接送るのでない限り、支援されたドルは円に交換されてから物資となるわけで、円買い圧力だろうと思うのだけれど、何か見落としているかな?
そして、直接の物的援助も円相場に関して中立なんだろうか? 中立ではないような気もするのだけれど、こちらはまだ理由が思いつかない。

2011年3月19日土曜日

データの退避

危機管理が...と言われるのもいやなので、データを遠隔地に退避中。
今のところインターネットは輻輳を起こすような状態ではないようなので、転送速度もまあ上限付きで(というか、実際には対向側のサーバーが制限をつけている様子)転送している。

実質3Mb/s位しか速度がでないので、30GBだと一日がかり。まあ一度fullのバックアップをとっておけば、後は差分の転送ですむので、最初はしかたがないか。

でも、単純なファイル転送でなく用途に応じた転送方法を選択しないと、実際には気休めにしかならないね。復旧に1日掛かるとなると、ないよりまし、としか言えない。

2011年3月16日水曜日

μSv/h (地震 その3)

放送を聴いていると、マイクロシーベルトとマイクロシーベルト毎時 が、なんだか意図的に混用されているような気がする。

一回のレントゲンで受ける量が40μSv ... これは /h 無しの値なのかな、せいぜい数秒間にこれだけ受けるとすると、毎時換算だと、mSv/h 単位の被爆になるし、一回の飛行機旅行で 200μSv というのも /h 無しの値なんだろうか? 5時間の飛行なら、40μSv/h 位の計算になる。

で、比較対象となっているのは、明らかに 10μSv/h が 40μSvより量が少ないから心配ない的な表現をするわけだけれど、一日にすれば、240μSvで、毎日5回もレントゲン撮影をするのと同等レベルの話で、まったく安心しろとは言いにくい量だ。逆に、最大値の方も 40mSv/h の方も、それが一時間も継続するならともかく、数分間のピーク値なら取り立てて気にするほどのことでもない。

大本営発表が「安全だ」と強調しはじめるのは、安全でないことの裏返しなのだろうけど、どうなのかな。情報開示が遅いとか言われているけれど、東電は良くやっていると思うよ。素人への説明に専門家を割りあてるよりはその間に本来の仕事をしてもらった方がいい。
たぶん、判断の間違いがあるとすれば、被害を最小にすることを優先して最悪のケースの被害を減らすことを優先しなかったことかな。

[追記:3/17] 平時の 100μSv/h の漏れは「避けなければいけない大変な異常事態」だけれども、緊急時の100μSv/hは、避けなければいけない量ではない ... 緊急時には、平常時の基準値を一時的に超える結果を招くことが明らかな処置をあえてすることを避けてはいけない ... ということ。結果がうまくいったときには、あとで(もっと別の方法があっただろうと)批判されることになるだろうけれど。

2011年3月13日日曜日

地震... (その2)

地震でルータが壊れるなんて考えていなかったけれど、その後の瞬間停電のせいだと思うけれど壊れてしまったみたい。他にも壊れてしまったらしいHUB多数。

HUBの故障は通信ができないことですぐに判別がつくけれど、ルータの故障ってのは随分変な壊れ方をするのだね。繋がったたり繋がらなくなったり、最後まで判定に困るような壊れ方だった。結局はルータ交換で症状が収まったのでルータの故障ということになったわけだけれど。

[追記: 3/20] ルータは電源を完全に落としてから再起動したら復活した模様。再起動そのものは試したらしいから、暴走していたのかな。まあ、もう少し連続運転してみないと現場復帰というわけにはいかない。

2011年3月12日土曜日

地震...

なんとか、自宅にたどりつきました。

電話はほとんど使えなかったけれど、ネットがほぼ通常通り使えたのが救いでしたね...

2011年3月9日水曜日

USBブート

USBメモリからのブートを少しばかり試している。
手持ちの実験用のPCが、USBブートに対応していない古い機械が多い(って一体何年前の機械だ...)ので、あまり試せなかったのだけれど、ハードディスクの容量がテラバイト単位になってきて、データとシステムは分離したいと考えると、USBスティックからのブートも試しておかないと時代に遅れてしまう。

で、最初は無難にFreeNAS8.0betaをUSBメモリにインストールしてみたのだけれど、これがうまく起動してくれない。どうも機械との相性が結構あるみたい。
似たような条件ということで、CDROM起動を試してみると、これはすんなりといく。特に設定をしたわけでもないのに、/var や /tmp が メモリ上のファイルシステムとして確保されたのには少し驚いた。
あまりUSBメモリを何度も書き換えたくないので、USBメモリの容量分のファイルイメージを作ってそちらにファイルシステムイメージを作って作業。
で、USB1.1の転送速度 1MB/sec を考えると、4GBだとイメージ転送に1時間以上かかる計算になるので、最終的には小さいパーティションを切って dump/restoreで転送することにした(ま、何のこっちゃ..だけど)。
こちらも、/etc/fstabを編集した他は、まったくのGENERICな状態。で、挿して起動してみると、普通に起動してくれる。起動時間は3~4分(USB1.1)といったところか。たまにしか起動しないのならなんとか実用になるかも、といったところ。

で、もう少し速くならないか?というと、まずはGENERICカーネルが12MBほどあるので、これをカスタマイズしてスリム化、gzip圧縮も効果があるかもしれない、といったところか。
あとは、読み書きされる部分の分離。/var や /tmp はメモリ上に取るにしても、/root や /home をどうするか。

loaderのオプションで、ルートファイルシステムをメモリ上にとるオプションがあるのだけれど、こちらを利用した方がいいのかもしれない。linuxのinitrdは圧縮が掛かっているようだけれど、FreeBSDで圧縮されたファイルシステムイメージは使えるのだろうか?

2011年3月8日火曜日

platexが... (その4)

大体のところはうまくいっているみたいなのだけれど、ルビの処理が少し変。
ルビの幅が漢字の幅より長いのが続くと、ルビが重なってしまう。
『[最(いと)小(ちひさ)き』だと、「と」と「ち」が重なってしまうので、「ちひさ」を八分の一画分後ろに下げないといけないのだけれど、これができていない。

使っている rubyマクロが古いとか、そんな理由なのだろうが、ルビ付けの決定版的なマクロは何なのだろう。

2011年3月2日水曜日

platexが... (その3)

latexって、改行2つと改行3つとだと意味が違うのだっけ?
xml → tex の変換で、改行を気にしない形式と改行を気にする形式間の変換をすると、微妙に空白が予期しない副作用を引き起こすなぁ。

xsl:strip-space で明示的に入力から空白を取り除いて、xsl:text で明示的に書き出せばよい話だけれど、ソースがちょっと見づらくなるのが難点かな。

2011年2月28日月曜日

platexが... (その2)

TeX live 2010 が出ているのだけれど、とりあえず安定志向の TeX live 2009 + pTeXパッチをインストール。
まあ、動作報告がWEBに載っているので、基本的にはその通り。一ヶ所だけ、infoファイルのパッチがうまくあたらないので(まあ、プログラムではないので、動作には影響ない)、その部分を無視するように修正。

utf8のソースファイルも受け付けるようなので、uptexがいくらか混ざっているのだろう。

ディレクトリの分け方が今ひとつよく判らないな。texmf-local は、どういう性格の使い方を想定しているのだろう?

2011年2月26日土曜日

platexが...

フォント埋め込み以外はうまくいっていたのだけれど、いろいろ弄っているうちになんだか変になってしまった。

日本語TeXは、いろいろなパッチが複雑に絡みあいすぎていて、訳がわからなくなってきた。
この際だから、全部消してクリーンインストールするかな。

2011年2月16日水曜日

samba4 (その5)

XPproからだとログオンできるのに、2003サーバーからだと失敗する。
「セキュリティID (SID)はそのドメインの信頼情報と矛盾します」だって。

一度はログオンできたような気もするのだが、思い違いかな。
まあ、α版だからこんなものか。

2011年2月14日月曜日

samba4 (その4)

常時ONのPCの数はなるべく減らしたいので、samba4用のdebian は virtualBox に閉じ込めることにした。
仮想化ソフトはメモリの要求量が多いので、とりあえず必要最小量と思われる256MB程度を割りあてる。ハードディスクはソースの展開などで余分な領域をとられるのでこれも2GBを割りあてる。
VirtualBox自体は、Headless構成にして、インストール時用に VNCを組み込んでおく。

まあ、とりあえず動いているみたい。速度もまあそこそこといったところ。最適化はもう少し安定してから。

2011年2月13日日曜日

samba4 (その3)

debian での samba4alpha14 のインストールがすんなりいったのに気をよくして、gitから samba4alpha15 をインストールしてみる。alpha15の方が、ログのメッセージが判りやすいような気がする。
FreeBSD8.1(amd64)でsamba4alpha14 が問題なく動いているという報告があったけれど、こちらはまだbuildに失敗する。何かが足りないのだろう。

Windowsのユーザー管理プログラムからドメインユーザーを登録すると、同一性が確認できないと文句を言われる。登録自体はできているらしい。
ファイルサーバーは、xattrがどうの と言われる。この辺は sambaの信用できないところ。samba3の仕組みは無理があるし、samba4はまだ未熟。

2011年2月10日木曜日

samba4 (その2)

いろいろ細かい引っ掛かりはあったものの、samba4のインストールと実行がエラーが無くなる程度までは終了。やはり、こういう開発途上版は、環境を合わせた方がトラブルが少ない。
今日のところは Virtual PC上で試行したのだけれど、次は実機で実行しよう。何台もPCに電源をいれるのはあまり好きではないけれど、Domain Controllerは実機の方が楽そうなので。

2011年2月9日水曜日

samba4

alpha14の説明を読んでみると、相変わらず experimental を強調しているのだけれど、Active Directory Server 機能に関しては、そろそろ実用段階かのような記述があるので、試してみる。
とは言っても、コンパイル段階で失敗したりしているので、なるべく開発環境に近い環境を作らないとダメらしい。
今日はもう疲れたので、明日にでも DebianかUbuntuの環境を用意してやり直してみよう。ldapやkerberos環境もなんだかカスタマイズされたものが組み込まれているようで、そう素直に動いてくれるものでもないらしいし。

2011年2月7日月曜日

kindle の PDF表示 (その2)

Kindleで PDFファイルの埋め込みフォントがうまく表示されない理由が、なんとなくわかった気がする。
去年の10月10日に書いたように、たぶん、エンコーディングの UniJIS-UCS2-V がうまく解釈されないのだろう。フォントを埋め込むときは、予めエンコーディング処理を行っておいて、埋め込まれたときには、Identity-V の状態にしておかなくてはいけないのだろう。

ということは、PDF作成時に cmap表を参照する必要があるはずなのだが、XPDFではその辺の処理をしているようには見えない。結局、XPDFのバグということなんだろう。

2011年2月6日日曜日

ユーザーの反応

時折り、昔の仕事の反応が、ユーザーから届くことがある。それはそれで励みにもなるのだけれど、自分の興味が通り過ぎてしまった仕事だったりすると、やっぱり褪めた気分になるもので...
まあ、ユーザーの密度の問題なんだろうな。

2011年2月5日土曜日

久しぶりのウィルス駆除

知人のPCが、偽アンチウィルスソフトを組み込まされてしまったようで、持ち込まれてきた。
購入した時には、3ヶ月だか半年だか有効な市販のセキュリティソフトが組み込まれていたのだが、期限が切れてそのままという状態。ルータもあるし、メールはプロバイダでチェックしてくれるから、変なサイトに行かなければそれほど脅威ではないかといったところ。

で、二次感染はいやなので、ハードディスクを取り出してウィルスチェック。
比較的簡単に問題のファイルは見つけて駆除してくれたのだけれど、レジストリの方が削除しきれていない。ウィルス検出ソフトの動いているPCのレジストリはチェックするのだが、検査対象としているディスクのレジストリはチェックの対象外の様子。
いくつかソフトウェアを試してみたけれど、いづれも起動ディスクに含まれるレジストリは検査しても、他のドライブに含まれるレジストリは検査しないみたい。こういう使い方は想定していないのかな。悪質なウィルスだと感染したPC上で別のソフトウェアを起動すること自体がままならないことも多いはずなのに。

まあ、今回はそれほど性質の悪いウィルスでもなかったようなので、ファイルを削除したハードディスクを戻してウィルスは無効な状態で起動するようになったので regeditで残りの痕跡も削除。とりあえず直ったようではある。

ちなみに、組み込まれていた機能は、別のウィルスをダウンロードする機能、パスワードを転送する機能、他のプログラムを起動させない機能、インターネットアクセスをプロクシ経由にする機能、といったところでした。

2011年1月31日月曜日

壊れる

最近、コンピュータがよく壊れる。
壊れるといっても、ほとんどは10年選手なのでいわば天命なわけで、物持ちのよさの裏返しなのだけれど。
まあ、壊れてくれないと捨てられないということもあるし、台数もまとまってきたので、業者にまとめて出すことにしよう。もう修理用パーツも割高だし、保管場所も馬鹿にならないし。

installworldがchflagsで失敗するとき

NFSでマウントしたファイルシステム上で、make installworld を実行すると、
install -s -o root -g wheel -m 4555 chpass /once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin
/once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin/chfn -> /once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin/chpass
/once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin/chsh -> /once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin/chpass
chflags schg /once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin/chpass
chflags: /once/rest/work/freebsd-mips//usr/bin/chpass: Operation not supported
*** Error code 1

で失敗する場合は、
make -DNO_FSCHG installworld
とすればよいらしい。

( /etc/make.conf に NO_FSCHG=true と書いてもたぶん同じ )

2011年1月24日月曜日

BuddyNS

使いやすいセカンダリDNSサービスを探していて、everydnsを、そこそこ気に入っていたのだけれど、最近、DynDNS に買収されたらしくて、いつまで無料のまま使えるかどうか怪しくなってきた。( 以前からのユーザーは、そのまま同等のサービスを使えるようなのだが、新規に登録するユーザーのメニューからはいくつかのサービスが消えている )

そんなわけで、少し探していたのだけれど、buddyns というのを見つけた。
メニューは、シンプルそのもので、説明もぶっきらぼうだけれど、とりあえず機能としては、excelent の評価を与えていい。なかでも、プライマリからセカンダリにデータが反映される早さは特筆に価する。

( buddyns から「宣伝してくれ」とのメールが来たので、少しばかり宣伝してみた。)

2011年1月22日土曜日

青春は安全な株を

安全な株を買ってはいけない、なんて言葉があるけれど、日本の株式市場の実態を考えると、ストックとして株を買う人なんていったいどのくらいいるんだろうね。
株式の税制も面倒くさくなるばかりだし、損益を通算して税金が少なくなる場合があるといってもそのためにこまごまとした書類を準備しなくちゃいけない手間を考えたら、とても割が合わないよ。日本の税制というのは、数千円の還付のために数時間の書類作成の手間が掛かっても減税効果があると思っているのがほとんどだし。

株の話は、損したといえばそれ見たことかといわれるだけだし、儲けたといえばやっかまれるだけで、よいことは何もないからこの位で。

昔のアニメ

テレビで再放送しているのをきっかけに、昔のアニメを youtubeで通してみた。まあ、昭和40年代のスポ根漫画といえばわかる人にはわかるだろう。

少年時代は根性物としか思っていなかったけれど、今観ると結構青春物だね。

2011年1月17日月曜日

停電

昨日の夕方から某所のサーバーが応答しなくなっていたので、『また賄いのおばさんか誰かが電源を落としたのかな』と思って様子を見にいったら、どうも停電があったらしい。
で、こういう時は普段はクライアントとして使っているPCのキーボードとモニタをサーバー機につなぎなおしてメインテナンスをするのだけれど、なんとPCのモニタが DVI接続になっていて、VGA端子しかもっていないサーバー機にはつなげられないことになっていた。
そういえば去年PCが故障してそれっきりだったので、誰かが新しいPCを設置していったのだろう。

虫の知らせがあったのかよくわからないけれど、たまたまバックアップ機を持参していたので、BIOSの発する音だけを頼りに交換。正常に動いてさえいれば telnetなりで入れるので、それでよしとする。

で、交換して持ち帰った機械を起動してみると、/var パーティションの fsck に失敗していて、例の如く マニュアルでfsckせよ のメッセージのところで止まっていた。
10GB位のパーティションなので journal はちょっと大げさかと思っていたけれども、そろそろ導入を検討したほうがいいのかもしれないな。

BBC放送

有線放送と無線放送の棲み分けのおかげで、無意味な地域制限が付き纏っている radiko と違って、BBC放送がインターネットでも聞ける。
中でも、土曜日に一時間、日曜日に2時間放送している、early music show が、なかなか素敵。
放送終了後は1週間はオンデマンドでも聴けるようになっていて、今週はミランのパバーヌとか、楽譜でしか知らない曲が流れている。
リュートの曲だけれど、なんと今回ビウエラで弾いているらしい。音色が似ているので注意していないと区別できないね。
( もちろん early というのは、バロック以前、ルネッサンス期頃の音楽を指しているのだけれど、番組としてはそれほど厳密に区別しているわけでもないみたい )
高校生の頃に、早朝の時間帯に皆川達夫さんの「バロック音楽の楽しみ」という放送があったけれど、ちょうどそれによく似た感じだ。

2011年1月9日日曜日

実家にADSL...

YouTubeで昔の歌が聴けるよ、と言ったら少しは関心を寄せたみたいなので、実家にADSLでも導入してみようかなと思う。年寄りの一人暮らしなので、退屈そうになりそうなので。

で、費用をいろいろ調べてみると、どうも最低ラインは、2000円/月くらいらしい。1Mb/secのプランだともっと安いのがあったような気がしたのだけれど、モデムがレンタルに限るなど制約がきついようで、結局 12Mb/sec のごく普通のプランが一番安いらしい。

で、この値段が、たとえば有線TV(インターネットでなく、純粋にTV視聴の値段)と比べて、コストパフォーマンス的にどうなんだろ、というところで少し思案中。もともとインターネットそのものには興味がないわけで、純粋に娯楽に掛ける費用として妥当なんだろうか。

自分のところは光回線で、電話代と合わせて8000円近くをインターネットに費やしているので、それに比べれば十分安いのだけれど、光電話の基本料金と事務用電話機+追加番号+番号通知の差額を考慮するとインターネットのために増加した費用は実質4000円に満たない位のもので、会社として支出する分には十分にペイしているのだけれど、この4000円対2000円の比が、納得できる差なんだろうか、と考えてしまうわけだ。

ライフラインとしての 電話代 2000円/月は 許容できても、4000円/月 は、収入の少ない家庭にはちょっと納得しにくいかもね。

いまどきの流行りもの

去年は、電子書籍かなぁ。iPad - Kindle のライン。それと android か。
twitterもブレークしたようだし、facebookもそれなりに定着しつつある。

WEB2.0 はもう誰も口にしなくなった(というか、現状がすでに WEB2.0 なのだろう)。

どれも、あまりインパクトが少ないなぁ -- まあ、過去からの延長で推測しやすい流れだったというのが大きな理由なのだろうけれど。

今年はどうなるのかな。アナログTV放送の停波に関連した何かがあるのだろうか?
個人的には DRM でガチガチに保護されたコンテンツなどに支払いをする気などこれっぽっちもないので、デジタル放送に魅力を何も感じないのだけれど、それで商売したい人はたくさんいるのだろう。
これを機会に TVの視聴人口は相当に減るのではないかと期待しているのだけどね。

HTML5 辺りが話題になるのかな。

2011年1月8日土曜日

disklabel: Class not found

検索してもなかなか見つからなかったので...

8.1にアップデートしてから、disklabel が、Class not found のエラーを出して使えなくなった。
原因は多分、geom_bsd.ko が組み込まれていないせいで、kldload geom_bsd.ko すれば、直るようだ。

disklabelで、もう一つ変化したのが、マウントしているディスクに対して使えなくなったこと。
以前は、マウントしているパーティションを変化させなければマウントしたまま他のパーティションの大きさを変更できたのだが、今はできなくなったらしい。
これは、かなり不便な変更だと思う。

[追記] 直接的には、/usr/src/sys/${arch}/conf/DEFAULTS で、従来の
options GEOM_BSD
options GEOM_MBR
が、
options GEOM_PART_BSD
options GEOM_PART_EBR
options GEOM_PART_EBR_COMPAT
options GEOM_PART_MBR
に変更になったのが、原因らしい。

2011年1月2日日曜日

立つ鳥跡を濁さず (サーバートラブル ( その5 ) )

結局、去年の6月にこのサーバーに見切りをつけたのは正しい判断だったようで、サーバートラブルは今もくすぶり続けているらしい。
で、今は、新しいサイトへ移転したことの通知だけが残された状態で放置されているわけなのだが、そろそろ古いサイトもケジメをつけて完全退去したいところ。

新しいサイトに自動転送するようにして放置してしまうのも一つの方法なのだけれど、それは利用規約的には禁止されているようなので(禁止されているだけで、不可能なわけではないので、あえてアカウント停止覚悟の規約違反というのもありだけれど、まあそれは信義に反するので)あまりしたくない。

いづれにしても、夏くらいまでには完全撤去。同居の別サイトも、移転するか、廃止するか、どれも大してアクセスのあるサイトではないし。
10GBのVPSが500円なら、もう、無料のサーバーに固執する理由はほとんどないね。いい時代になったのかな。

2011年1月1日土曜日

価値の創出

いまさら資本論の復習というわけでもないのだけれど、サービス業に分類されているこの業界に長くいると、価値はどこから導かれるのだろうと考えこむことが時折ある。
右にいっていた価値の一部を左に移しただけで、総価値としては何も増えていないのではないか?などと思い悩んでしまうわけだ。

図式的に単純化すれば、今まで X というコストが掛かっていた仕事を、A という技術を使って Y というコストでこなすことができるようになったときに、A の価値を (X-Y) と算出して、それを 発注側の利益 α と 受注側の利益 β ( 但し、A = α+β ) で按分する、というのが、利益の源というわけだ。

一方で、サービス業としてではなく、第一次産業として分類する考え方もあるわけで、そうすると、投入されるべきは、人件費、産出されるべき成果物の価格が、A を下回らない限り、生産は行われない。

こうした古典的図式以外の生産のあり方(もちろん、誰かの犠牲のうえに成り立つ図式は除外する--搾取とかそういう概念は抜き--にして)はないのだろうか。いや、必ずあるはずだというのが直観なのだが、何を見落としているのだろう。余暇とか幸福とか達成感とか古典的な経済学があまり考慮に入れて入れていなかったものが含まれるのだろうという気はする。