2009年6月26日金曜日

e-sword 似て異なるもの

e-sword用のモジュールを... という依頼があって、少し調べてみたのだけれど。

誤解している人も多いみたいだけれど、「e-sword と sword とはまったくの別のもの」。
端的に言えば、

e-sword は、open source ではない。

確かに、プログラム本体やいくつかの著作権切れのデータは無料で配布されているが、
「有償での再配布は禁止されている」
「内部構造は公開されていない」
「もちろん、ソースコードも公開されていないし、リバースエンジニアリングも許されていない」
ということで、無償だという事以外は、まったく proprietary な製品の特徴をそのまま持っている。

つまり、free とは言うものの、その本質は「有償モジュールの販売」にあるわけで、いわゆるフリーソフトウェアの範疇とはちょっと離れたものだと思う。

プログラム本体もバグっぽい( Font menuはまるで使えない、終了時には必ずエラーになる)し、提供されている、モジュール作成ユーティリティも UTF8のデータに対してはまるでバグバグだし、データそのものも実体は単なる sqlite3 や SQLServerCE のデータベースらしいけれど暗号化されているし...
結論としては、(バグが修正されない限り)対応不可能だな。

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