2010年4月20日火曜日

490円/月の VPSサーバー ( その4 )

だいぶ要領がわかってきたので、おうちサーバーの中身をぼちぼちと移動してみる。
外にサーバーを置きたかったのは、メインテナンス中に一緒に巻き添えになるのがいやなのが、一番の理由。サーバーを2台に分離すれば巻き添えになることは減るのだけれど、電気代だけで数百円/月の余分な出費になるので、490円/月ならまあto payか、というところ。

もう一つの理由は、spamチェックをかなり厳しくしているので、同居人から少し不平がでているのを解消したいということ。まあ、弾かれるのはメーカーなりの定期的なアナウンスだったり、ユーザー登録の確認のメールだったりするわけなんだが、そして弾かれる原因は、発信側のメールサーバーのいい加減な設定(存在しないメールアドレスからだったり、ホスト名を正しく名乗っていなかったり、メッセージIDがいい加減だったり、自分で設定したspfレコードに記載されていないサーバーから送ってきたり)や、広告にありがちな、不必要な強調や、やたらに多いリンクだったりが原因で、言うなれば弾かれて当然の兆候が満載なわけだか、それでも受け取れないと困ることもあるわけで...

固定IP一つだと、メールの受け口も一つなので、ここでドメイン別に判定ルールを変えるのも大変だ(分岐してからスパムチェックだと、判定に有用な情報がかなり失われるのし、一旦入り口を通り抜けたものを内部で拒絶してもうれしくない)し、入り口を分けるには別の受け口が必要というわけだ。

さて、そうなると外側のメールサーバーに届いたメールを内側にどうやって取り込もうかというのが問題となるのだが...
GoogleMailを使っていたときは、個別に転送するか、popで取りにいくかしかないので、選択肢がないわけだが、あまり嬉しい方法じゃない。外と中で同期できるような方法があればいいのだけれど。

cyrus-imap2.3にレプリケーションの仕組みがあるので試してみた。
どうも、メールアカウント自体はあらかじめそれぞれに作っておく必要があるらしい。パスワードは別々のパスワードが設定できる。ただ、マスター・スレーブの関係で見ると、マスターへの変更はスレーブに反映されるが、スレーブへの変更はマスターに反映されない。
つまり、マスターにアクセスしにいかないと期待している動作はしてくれないらしい。どうやら、スレーブはマスターがダウンしたときのバックアップを想定しているようだ。
cyrus-imapには、もうひとつ mupdate という同期法があって、今考えている状況ではこちらの方が近いらしい。ただ、こちらの構成は、バックエンド・調停役・フロントエンドの3段構成なので、すこし大げさかもしれない。cyrusの説明文には、小規模な構成の時には、proxyで間に合わないかどうか検討してみろ、とも書かれている。

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