2018年8月9日木曜日

cyrus imap 3

ずっと、cyrus-imapd の 2.4 を使ってきたのだけれど ( 2.4の次は2.5だけれど、敢えて使いたくなるような新機能がなかったので)、久しぶりにバージョン情報をみると、最新バージョンは、3.0.7ということらしい。

まあ、次にインストールするときは、3系列かということでリリースノートを読んでみる。
どうも、calDavやらcardDavやら、共有カレンダーとか連作先といった機能が強化されているらしい。(もっと読むと、実際には2.4.xの頃から導入されていたらしいのだが、興味がなかったので気に留めなかった。)
そういえば、Office365にも、そんな機能があったけかな、と Office on the Web で試してみると、どうやら 同じ機能とはいっても Office on the Webの方は、Micr〇softの提供しているカレンダサーバ以外だとまともには機能しないらしい。(例によって、カレンダのインポートはできてもイクスポートは面倒くさいとか、)

で、thunderbirdのカレンダー機能で試してみるのだけれども、これもいろいろ癖が強くて今一つ期待どうりに動いてくれない。
いや、確かに一つはcyrus-imap上のcaldavで動いているのだけれど、いろいろ設定をいじったあげくの結果なので、どこをどう設定したらこうなるのか、うまく再現できないのだ。
cyrusのマニュアルによれば、カレンダはクライアントが最初に接続したときに自動的に作成されるように書かれているのだが、どうもこれがうまくいっていない気がする。あらかじめサーバー上で作っておいたカレンダにあとからクライアント側で接続する形でないとダメっぽい。( いや、うまくやれば本当はできるのかもしれないけれど。)

じゃ別のcalDavクライアントではどうかと、webで検索してみると、windows上だと、eMclientというのがよさげなのでこれを試してみる。thunderbirdだと、イベントを書き込む段階でサーバーに接続しにいってそこでエラーになるパターンが多かったので、とりあえず、イベントを書き込み時点ではエラーがでないので、「あ、これいけるじゃん」と思ったのだけれど、実はこれはぬか喜びで、こちらは「サーバーと同期」としないとサーバーに書き込みにいかないようで、ローカルに保存しているだけだったり(ま、それならエラーにならなくて当然)、どれも癖が多い。

Androidの定番のソフトでも多少の違いはあっても、各段によいということはなくて、やっぱり iOSがデファクトスタンダードっぽく、iPhoneを用意しないとまともな動作検証は難しいみたいだ。

たぶん、読み込みは、icsという標準のフォーマットがあってほぼ確立していても、書き込みの方はまだプロトコルとしてあまり成熟していないのだろう。

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