A.Grothendieck が逝去されてから、未公開のメモなどが、いろいろ出てくるようになってきているので、最近は、それらを読み出している。
まあ、覚え書きみたいなものなので、数学的には証明もあまりついていない、アイデアだけだったり、随想のようなものだったり、あまり読みやすいものではない。
隠遁したと言われる時期以降の文書がほとんど世間には出てきていなかったので、すっかりもう数学はしていないのかと思っていたけれど、大体2000年くらいまでは細々と思索していたみたいです。
なんだか Quillen の圏とかやたら持ち上げていたりしているので、自分の感覚はそう間違っていなかったのだとも思う。(ちなみに、この辺のことをやっている、日本の数学者は皆無だと思う。)
ざっと印刷してみただけで、中身をじっくり読んだわけではない(これから読む)のだけれど、相変わらず、ページ数は結構長いです。まだ草稿みたいだし、完成していれば数千ページにはなっていたのかもしれない。ま、ぼちぼちと読みます。