2011年6月2日木曜日

drupal ( その10 )

drupalもそうなのだけれど、結局 CMS に対する不満というのは、デザインが固定化してしまうということと、データの使いまわしが難しいということなのだろう。

統一されたレイアウトでサイト全体の統一感が得られるというのは CMSの利点のうちの大きなものなのだけれど、それが逆に欠点にもなってくる。drupalの場合はすべてのページが node という概念で統一されているので、それ以外の部分は、blockにしろ何にしろ、表示するかしないかくらいの選択肢しかない。
それ以上のことを望めば、残りをすべて非表示にして、その中でカスタマイズするしかない。

デザインの制約は結局、どのサイトも似たような印象になってしまう結果になる。(勿論、フルカスタマイズする気ならいくらでも見た目を変えることは可能だけれども、それはCMSの方向とは違う方を向いているように思う。)

データの使いまわしについていえば、単なる blog であれば、大抵の blog間で import/export ができるのが普通なのだけれど、なまじすべてのデータが node 扱いなので、データを exportしようと思うと、まず blogに対応するnodeを選択するところから始めなくてはいけない。データベースを直接操作することになる。
あまりカスタマイズしていない状態なら、大した手間ではないとはいえ、汎用の処理ではないので、変換処理のバグ取りなどをしないわけにはいかない。クリック一つでexportできるといった簡便さからはほど遠い。

まあ、出来合いのものを使うのと、自分で全部作るのとの、作業量の兼ね合いなんだけどね...

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