2010年7月14日水曜日

epub ( その3 )

epubの規格書を、ぼちぼちとまた読み出した。
コンテントのメジャーな形式として、XHTMLと DTBook 形式があって、DTBook はというと、まあDAISY形式でもあるわけだけれど、epubに限っていえば、SMIL関連部分を取り除いたもの、という位置づけになるらしい。

XHTMLの表現力の乏しさは十分に判っているので、それよりは豊富な構造を含んでいるDTBook形式(とは言っても、どちらも似たような構文なので、単純な本の場合にそれが優位にはたらくのかどうかはよくわからない)を試してみようかと思うのだけれど、そうすると、SMIL特有の機能、例えば、dtb:totalTime のような属性はどうするんだ、という疑問が出てくる。
もともとが、optional な属性ならば、単純に省略すればいいのだが、規格上は required となっているので、省略するわけにはいかない。かといって、音が含まれないものに、その継続時間を記載するのも変 というわけだ。

epubの形式の相当の部分は DTBookから拝借してきたように見えるが、説明を読む限りでは、むしろ XHTMLがこれからの主たるターゲットとみなしているようにも見える。過去とのしがらみで残っているだけなのだろうか?

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