口語訳の時に随分役にたった「本格読取」だが、文語訳では殆ど認識してくれないので、「本格読取2」にバージョンアップ。
かろうじて使えるか使えないかの境目くらいまでは認識してくれるようになった。編集無しの生の認識だと、この程度。
第二章
1 我わが心に言けらく来れ我試みに汝をよろこばせんとす汝逸架をきはめよと嗚呼毫もまた穴なりき
2 我笑を論ふ是は狂なり快梁を論ふ是何の埓ところあらんやと
3 我心に智能を憤きて居つ気洒をもて肉身を肥さんと試みたり叉世の人は天が下におて生涯如何なる事をなさぼ善らんか七知んために我は愚なる事を行ことをせり
4 我は大なる事業をなせり我はわが鎬に家を建て葡萄図を設け
5 園をつくり圈をつくり叉菓のなる諧の樹を其處に植ゑ
6 また水の塘池をつくりて樹木の生茂れる株に其より水を直がしめたり
7 我は僕婢を買得たりまた家の子あり我はまた凡て我より前にヱタサいムに七りし者よりも衆多の牛羊を有り
8 我は金銀を積み王等と同心の尉官を積あげたりまた歌詠之男女を得世の人の奈なる妻妾を多くえたり
9 斯我は大なる者となり我より前にヱサレムにをりし踏の人よりも大になりぬ吾智痩もまたわが身を隠れざりき
10 凡そわが目の好む者は我これを禁ぜす凡そわが心の悦ぶ浙は我これ七禁ぜざりき即ち我はわが諧の努苦によりて快察を得たり是は我が諧の努苦によりて得たるところの分なり
11 我わが手にて埓たる諧の事業および我が努して事を埓たる努苦を顧みるに皆空にして風を抽るが如くなりき日の下には盆となる者あらざるなり
12 我交だ身を転らして智慧と狂妄と愚臓とをたり紅玉に討ぐところのんは緋なる苓ぞ首うるやそり既になせしところの事に過ざるべし
13 光明の黒暗にまさるがごとく智匙は愚擬に勝るなり我これを暁れり
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