最近は古い曲が YouTubeなどで聞けることが多いので、今日は 岡林の曲を聴いている。
実は十何年か前に近所で岡林の生歌を聞ける機会があって、「あのフォークの神様の歌が聞ける」というので、いそいそと聴きにいったのだ。その当時の岡林は、日本古来のリズムに凝っていていわゆる民謡風のアレンジの曲(後打ちのリズムというか、こぶしのあるリズムをいうか)しか歌わなかった。
ああ、もう岡林は昔の歌は歌わないのかな、と、かなり充たされないままのコンサートだった。
で、いま、聴いてみると、「山谷ブルース」とか「チューリップのアップリケ」とか、曲想がかつての 60年代のそれではなくて、十数年前に聞いたリズムそのものになっている!
ま、それはそれで、そう酷い物ではないし、それが辿り着いたものであるなら、それが彼の原点ということなんだろう。
私たちの望むものは なんかはもう歌わないのかな。
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