2007年9月25日火曜日

ニッチな市場

結局、口語訳にしても大正改訳にしても、所詮ニッチな市場にしか過ぎない。日本聖書協会のデータによれば、新共同訳の発行部数にくらべると、口語訳の発行部数は新旧訳の合本で12%、新約だけだと0.25%に過ぎない。大正改訳となると口語訳新約のさらに 2/3 になる。サイトのアクセス状況もほぼそれを反映した数値になっている。
PDFファイルに関しては、概算で月に30数件はダウンロードがあるようなので、国内の大正改訳の需要の3割程度をカバーしている計算になる。( 狭い市場を奪っているのか、潜在需要を掘り起こしているのかはよくわからないけれど、ダウンロードしたうちの数割は紙の書籍も購入しているのではないかと思う。)

結論としては、今の形態だとすでにアクセス量は、せいぜい 3倍になったところで完全に飽和してしまうということ。資料館としてそれで良しとするのか、それとも別の方向を目指すのか。

そもそもは、Swordプロジェクトに代表される国外の聖書ソフトウェアのアーカイブに日本語の聖書が皆無だったこと、口語訳の著作権がちょうど数年前に切れたことが動機だったわけなので、もう、目的を果たしているわけではあるんだよな...

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